高速道路で追い越し車線を延々走り続ける車。走行車線はガラガラなのに…。結構見かける光景ですが、これは特に問題のない行為なのでしょうか?

実は追い越し終了後、走行車線に問題なく戻れる状況であるにもかかわらず追い越し車線を走行し続ける行為は、道交法第20条「通行帯違反」であり、取締の対象となります。この場合、六千円の反則金(普通車・二輪車)と減点1点となります。

高速道路に追い越し車線が存在する理由は、「追い越しをするとき」、「緊急自動車に道を譲るときに」、「道路状況その他のやむ得ないとき」に走行するためで、それ以外の目的での走行は違反なのです。

走行車線を制限速度で走っていると、追い越し車線を走り続ける車に追いついてしまうことがあります。本来、左側車線からの追い抜きは危険とされているのですが、そのような危険な状況を作っているのは通行帯違反をしている車ということになります。

しかし、たとえ追い越し車線をむやみに走り続ける車が連なっていても、それを警察が取り締まっている光景を見ることはほとんどありません。これは取り締まるかどうかは、現場の警察官の個別の判断に委ねられているためです(いいののかよ、そんな曖昧で・・・)。

平成26年交通安全白書によると、

平成25年の高速道路における交通取締件数は、最高速度違反が42万7493件(違反件数の68.4%)でトップ。通行帯違反は8万5299件(同13.6%)の2位と上位にランクイン(その他の違反は9万852件)。平成24年と比べるとその件数は約2200件(2.7%)増加しています。

2年前に比べ増加した結果となったのは、違反者が増えたためなのか取締りを強化したためなのかは不明ですが、追い越し車線を走り続ける車が少なくないことは、単純な事実としてあるようです。
ちなみに聞くところによると、取締り対象となるのは追い越し車線の走行を2キロ以上続けた場合のようです。

”追い越しが終了したらすみやかに走行車線に戻る”ことは大原則であり、皆が気を付けることで、多くの車両が円滑に走行できる流れを作ることができます。帰省シーズンやレジャーシーズンなどは特に気を付けたいですね。

ポイント

私はこの仕組みには大反対です。せっかく資産があるのに、右の1車線を使わないのはもったいない。だったら左車線から制限速度を90km、100km、110kmと分けてあげればスムーズでしょう。