一家に一台、いえ、一人に一台が当たり前になりつつある車。あなたは乗る前に、きちんと車体状況の確認をしていますか?

「オイルチェック、よし!タイヤ空気圧チェック、よし!、ブレーキランプチェック、よし!」

教習所で習いましたよね。律儀にされている方はいないかもしれませんが、やはり乗車前の車体状況確認は命を守るためにも大切なのです。

車のランプが点かないけど、修理に行くだけなら無灯火走行OK?

最近の車のランプ類にはLED電球が使用されるようになり、ランプが点かない、頻繁に電球を交換しなくてはいけない環境ではなくなってきました。しかし電球は電球。切れてしまう事はありますし、LEDでなければ交換しなければなりません。

もし車のランプが点かない事態に陥ってしまった時、そして手元に替えの電球がない時、修理に行く目的ならば無灯火走行をしても良いのでしょうか?

答えはNOです。

道路交通法には「整備不良の車両を運転をしてはならない」とはっきり明記されています。

整備不良車両の運転の禁止
第62条 車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第3章 若しくはこれに基づく命令の規定又は軌道法第14条 もしくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、又は運転してはならない。

例えばブレーキランプ。「一個は問題ないし、運転しても迷惑かけないし大丈夫だろう」ではダメということです。例え片方だけでも点灯しなければ、車の整備責任を放棄し交通の危険を生じさせたとみなされ、道路交通法違反として反則金の支払いや加点の罰則が与えられます。

この場合、普通自動車で反則金は7,000円、加点1点です。

厳しい罰則のようですが、車は人の命を奪う凶器にもなり得るものですので、こうして少々厳しいぐらいの注意喚起をして事故を未然に防いでいるのですね。

手信号のすすめ

では、たった電球一個切れているだけでキャリアカーなどを呼んで修理してもらわなくてはいけないのでしょうか。それではコストが掛かって仕方ありませんね。

無灯火の状態でどうしても走行しなくてはならない、そんな場合の対処法に「手信号」の使用があります。自転車に乗っている人が使用しているのを見たことがありませんか?教習所でもきっと習っているはずです。

右ハンドル車に乗っている時、右ウインカー状態を示すには、右腕を窓から出して水平にします。左ウインカーは右腕の肘をまげて垂直に。ブレーキ合図は右腕を斜め下に向けて出します。バックしたい時は、手を斜め下に出して前後に動かすのです。このように手信号で進行方向や停止などの意思表示をするシステムがあるのです。

この方法で一時的に必要最小限の運転は行うことが許されています。しかしこの方法はあくまでも一時的、緊急時の対策です。ヘッドライトは手信号でカバー出来ませし、点灯が必要なトンネルでは無効です。

安全走行のためにも普段からチェックを行い、できれば交換用の電球やそれに必要な工具は備え付けておくことをオススメします。