なぜ左足ブレーキを使わないの?私が推奨する3つの理由。

左足ブレーキはダメなのか!?

相変わらず高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違えが多いですが、ここでふと疑問がわきませんか?

「アクセルは右足、ブレーキは左足じゃダメなの!?」と。う~ん、ホントにシンプルで当然の疑問ですよね。

結論から言いましょう。いいんです、左足で。というか、私はず~~っとブレーキは左足。レースでマニュアル車に乗ったときだけ、仕方なく右足ブレーキを使っていました。

ではなぜ、相変わらず「ブレーキは右足」という固定観念がぬぐえないのでしょうか!?

そもそも、どうして左足ブレーキがいけないの!?

過去の資料を掘り起こしてみると、左足ブレーキが普及しない理由として

・マニュアル車とオートマ車、両方に乗るケースが多く、ドライバーが混乱する可能性が高い(1987年日本経済新聞)
・教習所で「ブレーキは右足で踏むものだ」という固定観念を植え付けられているから

という2点が挙げられています。

要するに「MT車とAT車が混在していると、間違える可能性があるよね。だから、アクセル・ブレーキは右足に統一しちゃおうよ。だから教習所でも「右足ブレーキ」で教えちゃってね」と。

しかし2017年現在、この理論が破たんしているのはだれの目にも明らかです。MT車はほとんど全滅し、乗る機会は99.99%ありません。

レーサーはみんな左足ブレーキ!?

冒頭で私は、左足ブレーキしか使わないと述べました。実は、レーシングカートやレース車両は、ほとんどが左足でブレーキを踏むように作られています。

下の写真をご覧ください。

これはレーシングカートメーカーの「ヤマハ発動機」のウェブサイトの写真なのですが、みな「右足アクセル・左足ブレーキ」なのがわかります。クラッチを持たないレーシングカートはもともと、左足でしかブレーキを踏めない構造になっているのです。

そのほかのレース車両も、最近ではクラッチがない2ペダル(ツーペダル=アクセルとブレーキしかない車両のこと)が主流のため、「右足アクセル・左足ブレーキ」が当たり前になっています。

そして驚くべき事実なのですが、本来右足でブレーキを踏むとされているマニュアル車でさえ、速く走るためにレースではブレーキを左足で操作することもあります。

そう「ブレーキを左足で操作する」って、当たり前なんです。未だに乗用車の世界だけ、右足でアクセルもブレーキも操作するという非効率な方法で操作しているのです。

左足ブレーキのこれだけのメリット

では左足ブレーキにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?主に3つ挙げられます。

踏み間違えのリスクが減る

左足ブレーキにしたからと言って、全ての踏み間違え事故が無くなるわけではありません。右足ブレーキでも、大多数の人が踏み間違えはしませんし、左足ブレーキでも踏み間違える人は間違るでしょう。

ただ、一つの足に一つの役割しか与えないことで、踏み間違えのリスクは確実に低減できます。悲惨な事故を防ぐには、リスクを少しでも低減することの積み重ねなのですから、より最善の方法を選ぶのは当然のことなのです。

繊細なコントロールができるようになる

コインパーキングのフラップや道路の段差を乗り越えるなど、ちょっとだけアクセルを踏んでストップしたいときに、恐怖を感じたことはありませんか?

ペーパードライバー講習をして助手席に乗っていて「よく右足でアクセルとブレーキを操作する気になるなぁ」と思う瞬間です。

アクセルを踏んでブレーキを踏む際、絶対にタイムラグが起きます。そしてもし、何らかの出来事(段差を乗り越える衝撃で揺れたり、足がブレーキにスムーズに乗せられなかったり)が起きたとき、安全に車を止められる保証はどこにもありません。

こんなとき左足ブレーキであれば、ブレーキを軽く踏みながらアクセルも同時に踏む、といったワザが使えるようになるのです。

左足ブレーキならではのワザ「アクセル&ブレーキ」

「アクセルとブレーキを同時に踏むなんて、意味ないんじゃない?」

そう思う方もいらっしゃるでしょう。たぶん「アクセル+ブレーキ=停止」だと思っているのではないでしょうか?

実は違うんです。アクセル+ブレーキを行うと、ちょっと車を動かしてすぐに止まる、ができるようになります。

これが使えるようになると、見通しが悪い一時停止の交差点での前進やコインパーイングでのフラップの踏み越え、停車位置の微調整ができるようになります(右足ブレーキでは到底できません)

左足ブレーキまとめ

上記のように左足ブレーキには、多くのメリットがあります。

デメリットと言えば、ほとんどの車が右足ブレーキ用に設計されているためブレーキが右寄りについているので、左足でブレーキを長時間行うと腰が痛くなる、ということくらいです。

左足ブレーキにはこれだけのメリットがあり、踏み間違えを確実に低減させる可能性があるにも関わらず普及しないのは「教習所で教えないから」の一言に尽きます。そして確たる根拠もなく「MT車とAT車が混在していると、間違える可能性があるよね」という時代遅れの思考に基づいているのです。

国がこういう方針なので、教習所では絶対に左足ブレーキなど教えません。

スポーツのように、人間は反復して訓練すれば、必ずできるようになります。反復によって筋肉や神経系統が強化されるからです。

個人的には左足ブレーキを積極的に推奨していますので、左足ブレーキを習得したい方、特訓をしたい方は一緒に練習していきましょう!!

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